第2回目 シンスプリントについて
今回のテーマはシンスプリントについてお話しさせていただきます。
シンスプリントは成長期アスリートにだけ起こる疾患ではありません。
●症状と原因
下腿内側の下1/3に痛みが発生し、よく脛骨に沿って鈍痛が始まることが多い。
よく似た症状として疲労骨折が挙げられますので、MRIで確認を。自身の判断ではなく、速やかに医師の判断を受けましょう。
原因としてオーバーユース症の1つで、成長期に限らず激しい運動を行ってる人がなりやすく、急激な運動量の増加、下半身を中心とした繰り返しの運動などが挙げられます。
身体的に、O脚・回内足・偏平足の場合、下腿筋群へ負担がかかり筋疲労から症状が出ることも。また、足関節底屈筋の柔軟性が低下することで、脛骨表面の骨膜を牽引し骨膜炎をきたし、下腿内側の痛みを発生させるとも言われています。
●薬物療法
注意!
ほぼ全ての疾患に当てはまると思われますが、鎮痛剤や湿布は痛みを一時的に軽減させるだけで、根本原因が改善されないばかりか、副作用のリスクもあり、他の病気の早期発見を遅らせる可能性もあるので十分に注意が必要です。
●ならないためにも(再発防止に)
痛みが出だしたら整形外科で診察を受け、2週間くらい休養を。その間はリハビリとして下肢のリリース・ストレッチを入念に行い、原因は何なのか考えて改善していきましょう。クツ選び(インソール・クツ底)や環境(硬い所で走らない)アライメントの改善etc
次回はオーバーユース症つながりで足底筋膜炎ついてです予定(^^)/